コロナ感染日記③ 療養期間3日目
1月28日(金):療養期間3日目(症状:前日とほぼ変わらない軽度の咽頭痛~違和感)
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コロナ感染により、クリニック近隣の事務所にて隔離生活が始まっているわけですが、いよいよ未知なる「オンライン診療のみ」という近未来型とも言いましょうか、クリニック内に医師がいないという状況での診療が始まりました。入念に事前確認をしてまいりましたが、スタッフも当然不安があったかと思います。
そのため、院内と隔離部屋にiPadを設置して診療時間中は常にやり取りがいつでもできるよう動画付きでのオンライン状態をキープしました(使用アプリ:Skype)。スタッフへの安心感という目的もありますが、おそらくは隔離生活となった私が一番安心感を得られていたのだと思います。一緒に仕事ができている実感がありました。
コロナ陽性者となった方のうち、リスクが低く自宅療養となっている方々は基本的には自主的に健康観察と一定日数経過後に自主的に隔離解除、となります。それほどまでに感染は広がり、保健所の対応はひっ迫しております。
感染時の登録等については前のブログにて述べましたが、その後はラインにて毎日体調管理の連絡が来ます。
症状や体温を記入し報告します。
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ニモクリの診療のほうはどうなったかといいますと、相も変わらず発熱外来の受診予約は枠いっぱいに埋まり、診療時間中はずっとその対応にスタッフは追われていました。
また、県庁からの「自宅療養者へのオンライン診療」の依頼件数も増えており、そちらへの対応にも追われました。
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一部かかりつけの患者様もオンライン診療となることを事前にご了承いただいたうえで来院された方々もおり、「大変だろうけど、頑張ってね、体調は大丈夫?」とむしろ私のほうが気遣われておりましたが、とてもうれしいお言葉でした。
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また、この日は迅速抗原検査キットが完全になくなり、PCR検査への移行となったため、検査時点では陽性か陰性かの判定がでないままでのご帰宅となっておりました。私自身の見解として、たしかにPCR検査のほうが感度が良い検査であることは確かですが、自覚症状が乏しいからこそ爆発的な感染拡大を見せているオミクロン株に対しては抗原検査で一日でもはやく、その場で判定が出ることで、感染拡大をより少なくできると考えております。
また、この日検査会社より、流通が滞っておりどこからも入手が困難だった迅速抗原検査キットが多く入荷しました。担当者より「麻生区でこれほど発熱外来を受けているクリニックはありません、少しでもお役に立ちたいので」とご配慮いただきました。本当にありがとうございます。
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院長がコロナウイルスに感染してしまったクリニックの多くは一時的に閉院しているところが多いと見受けます。
そんな中、この日も地域に貢献できたこと、スタッフがクリニックを支えてくれたこと、とてもうれしく思います。
励ましのお言葉も多くいただき、皆さん本当にありがとうございます!