発熱外来
新型コロナウイルスの脅威は今なお続いており、私たちの生活にも多大な影響を及ぼしています。
2021年12月からオミクロン株が国内で感染を広げており、2022年1月に入り急速な感染拡大の様相を呈しております。
本ブログ掲載(2022年1月16日時点)までの、川崎市内およびそのうちの麻生区内における直近3日間の感染者数は以下のとおりです。(川崎市発表)
1月16日(日):480名 (うち麻生区40名)
1月15日(土):480名 (うち麻生区25名)
1月14日(金):436名 (うち麻生区33名)
今回流行しているオミクロン株は自覚症状としては比較的軽症といわれています。
それがゆえに感染している方が無自覚で通勤や通学、市街地への移動などにより感染を急拡大させてしまっているとも考えられています。
発熱症状も軽度で、発熱の定義とする「37.5℃」を超えていないため発熱外来への受診をしない(あるいは発熱を伴わない症状として一般外来を受診)ことで発見が遅れるケースも見受けられます。
一方で、2年にもおよぶコロナとの闘いで、皆様の感染予防(マスク、手指消毒)はかなり徹底されるようになりましたし、早期発見に向けて発熱外来への受診や感染の可能性がある際には抗原検査を行うなどの意識が高まっていることも事実です。
感染が高齢者や持病をお持ちの方々へ広がり、重傷者が増えていくという事態を招かないためにも、新型コロナウイルス感染症が疑われるような症状あるいは状況を認めた際には、当クリニックをはじめ発熱外来を受け入れている医療機関を受診してください。
迅速抗原検査自体は10分程度で結果が出ます。
受診希望の際には来院される前に必ずお電話(あるいはネット予約)をしてください。
当クリニックではコロナ禍での開院であったこともあり、スタッフおよび他の患者様への感染がないよう徹底した感染対策をしております。動線の確保や隔離室の設置、陰圧(+HEPAフィルター換気システム)等の対策も講じております。そのため、防護服着用などの事前準備や退室後の換気や消毒を考慮すると早くとも一人当たり30分程度の時間を要します。
年始以降発熱外来は受診希望者が激増しており、陰圧室1室だけでは診察が間に合わないのが現状です。
発熱患者様にはご不便をおかけいたしますが、お辛い中でのご来院のためなるべく短時間でのご対応を心掛ける目的で、発熱外来患者様が重なった場合には室外(クリニック敷地内)での対応となりうることをご了承ください。
また、お車でのご来院の方は敷地内において車内での検査施行対応が可能です。
ご連絡の際にその旨をお伝えいただき、来院時に車内より当クリニックへご連絡ください(044-987-1177)。
小さいクリニックではありますが、柿生の町を守る心意気でスタッフ一同コロナウイルスと向き合い闘っております。
一人ひとりが行動に責任を持ち周囲に感染させないという心持ちで日々過ごしていければと願っております。
なお、一般診療につきましては通常通り診療しております。
もうひと踏ん張り、みんなで頑張りましょう!
☆☆☆☆
ICD(感染対策認定医)
元新百合ヶ丘総合病院ICT(感染対策チーム)
にもり内科クリニック 院長 二森浩行