RSウイルスワクチンについて

RSウイルスは2歳までにほぼ100%の乳幼児が少なくとも一度は感染するとされていますが、一度感染しても何度も感染を起こします。

子供だけではなく大人も感染しますが、大抵の大人は咳や発熱などの感冒症状で終わること多いとされています。


ただし高齢者の場合や喘息・COPD・間質性肺炎・気管支拡張症などの肺疾患がある患者や、心疾患患者、糖尿病患者、癌患者、免疫不全状態の患者(免疫抑制剤使用者・抗がん剤使用者)などの場合は肺炎や原疾患の増悪を引き起こすことがあります。

現時点では特別な治療薬はなくワクチンによる予防が唯一の手段であり、60歳以上の日本人の場合、RSウイルス感染は年間約70万件、入院は約6万件、死亡者数は4500人と推定されている事から60歳以上の方を接種対象としています。

任意接種となりますので、費用は全額自己負担となります。

【アレックスビー®について】

60歳以上の方が1回接種します。1回接種して2~3年くらい効果が続くと予想されています。
このワクチンは、遺伝子組み換えによって作られた不活化ワクチンです。
発症予防の有効性は82.58%であり、重症化予防効果は94.1%でした。
また副反応に関してですが、注射部位に腫れや痛みが強く出やすいということがあります。このほかにも、筋肉痛、疲労感、頭痛といった全身症状もみられるようになります。

当院でのワクチン接種価格:27500円(税込)