発熱外来② 感染拡大につき

看護師長の稀代さん

前回の「発熱外来」というブログを投稿したのが1月16日。そこから1週間が経過しました。

本ブログ掲載(2022年1月23日時点)までの、川崎市内およびそのうちの麻生区内における直近3日間の感染者数は以下のとおりです。(川崎市発表)

1月23日(日):1149名 (うち麻生区81名)

1月22日(土):1265名 (うち麻生区81名)

1月21日(金):1314名 (うち麻生区89名)

先週の記事と比較するとおおよそ3倍近くに感染者数が増加しています。

当クリニックにおきましても発熱外来として設置している陰圧隔離室(1室)だけでは対応しきれず、出入り口を避けた複数箇所に椅子を置いて寒い中ではございますが待機していただき順次対応にあたっています。

コロナ陽性の判定となりますと、公共交通機関での帰宅ができません。

ご来院の際には徒歩またはお車での来院をお勧めします。

当院は駐車場が6台完備しておりますので、お車で来院していただきますと車内に伺い検体採取等の対応をいたします。院内へ入ることなく対応ができますし隔離及び防寒ができますので発熱外来におきましては特にお車でのご来院をお勧めします。

車での検体採取の風景(プライバシー保護に配慮しております)

発熱外来を受診される方はご来院されましたら院内へは入らず、まずはクリニックへお電話ください(044−987−1177)。スタッフがご案内いたします。

お手数をおかけいたしますが院内感染対策にご協力ください。

また、昨今のニュースでも報道がありますように、コロナウイルスの感染拡大に伴い抗原検査キットが不足しており、流通が非常に不安定となっております。

当クリニックでも日々発注をかけていますが十分量の入荷に至っておりません。

コロナウイルス流行期においては今後の流通の動向により、

①抗原キットの在庫が完全になくなりましたら発熱外来は対応不可となります(解熱剤等の処方のみの対応となります)。

②抗原キットの在庫が少なくなりましたら「濃厚接触者(同居のご家族など)」や「無症状の方」への抗原検査を控え、検査の優先順位をつけていく必要が出てきます。

このような対応になっていくことが予想されます。

決して大袈裟ではなく、私たちはコロナウイルスに立ち向かい感染拡大防止に努めています。

スタッフ自身にも感染のリスクはありますので、定期的な抗原検査の施行や検温をしながら、体調管理にも努めています。

とある日のスタッフの抗原検査の結果(全員陰性です)

一つのクリニックができること、1人の医師ができることは限られています。

それでもせめて同じ街に住む方々の医療の力添えになれるようクリニックのチーム一丸となって取り組んでいます。

皆様もどうぞ体調には十分注意して、感染リスクを伴うような行動は避けていただきながら、安心な日々が過ごせるよう力を合わせていきましょう❗️

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ICD(感染対策認定医)

元新百合ヶ丘総合病院ICT(感染対策チーム)

*当クリニックは県庁より依頼されたコロナウイルス陽性患者(自宅もしくはホテル等指定療養施設)へのオンライン診療対応指定医療機関を請け負っています*

にもり内科クリニック 院長 二森浩行